計算のしかた
このサイトの時間と判定は、すべて同じ式と同じ前提で計算しています。このページに、その式と前提、前提にした資料をまとめます。
使える時間
使える時間 = 容量(Wh)× 効率 ÷ 消費電力(W)
- 容量
- ポータブル電源のメーカーの公式の仕様の値
- 効率
- 0.8。時間で答えるページでは、幅として 0.85 の場合も並べる
- 消費電力
- 家電のメーカーの公式の仕様の値。設定ごとの値があれば、その値
ポータブル電源の電池にためた電気は、AC コンセントから出すときに、電圧を変える回路などで一部が熱になります。そのため、容量のすべてを家電に使えるわけではありません。どれくらい使えるかの割合を、このサイトでは「効率」と呼んでいます。
効率の値は、EcoFlow の公式ブログの係数 0.8 を基本にしました。Jackery の公式ブログは 0.85 を使っているので、時間で答えるページでは、0.85 の場合の時間も並べています。Anker と BLUETTI の公式の係数は見つけられなかったので、この2社の機種にも 0.8 と 0.85 を使っています。
回数で答える家電
電気ケトルと電子レンジは、続けて使う時間より、何回使えるかのほうが役に立つので、回数で答えています。
回数 = 容量 × 効率 ÷(消費電力 × 1回の時間(分)÷ 60)
- 1回の時間(分)
- 家電ごとに決めた値。各家電のページに書いています
回数は、小数点以下を切り捨てています。
動くかの判定
- 動く定格出力の
中で 使えます - 起動に
注意 動きますが、起動の 瞬間に 止まる 場合が あります - 出力を
下げて 定格出力を動く 超える 家電を、 電圧を 下げる 機能で 動かします。 家電の 性能は 下がります - 動かない定格出力が
足りないか、 AC コンセントが ありません
- AC コンセントがない機種は、家庭用のプラグの家電が使えないので「動かない」にします。
- 家電の消費電力が、電源の AC 出力の定格(1口ごとの上限があればその値)以下なら「動く」にします。
- 消費電力が定格出力を超える場合でも、次の2つを満たせば「出力を下げて動く」にします。家電が電熱の家電であること。電源に定格を超える家電を動かす機能(EcoFlow の X-Boost、BLUETTI の電力リフト、Anker の SurgePad)があり、消費電力がその上限以下であること。このときの時間は、電源の定格出力で使い続けたとして計算します。
- 起動の瞬間に大きな電力が流れる家電は、消費電力に家電ごとの倍率を掛けた値を「起動の瞬間の電力の目安」にします。目安の値が電源の瞬間最大出力(書かれていなければ定格出力)を超えたら「起動に注意」にします。
- 上のどれにも当てはまらないときは「動かない」にします。
| 家電 | 計算に使う値 | 起動の瞬間の電力 | 定格を超える家電を動かす機能 |
|---|---|---|---|
| 電気毛布 | 山善 YMK-202(掛け敷き)を「中」(1時間あたり約22Wh)で使い続けた場合 | 計算に入れない | 使える |
| ホットカーペット(1畳) | 山善 SUC-102(1畳)を「中」(1時間あたり約100Wh)で使い続けた場合 | 計算に入れない | 使える |
| 電気ケトル | 象印 CK-KA10(1,300W)で満水(1.0L)を沸かす場合 | 計算に入れない | 使える |
| 電子レンジ | パナソニック NE-EH229(消費電力 1,320W)で3分温める場合 | 消費電力の約1.5倍を目安にする | 使えない |
| ドライヤー | パナソニック EH-NA0K(1,200W)を最大で使い続けた場合 | 計算に入れない | 使える |
家電の起動の瞬間の電力は、家電のメーカーがほとんど公開していません。そのため、ポータブル電源のメーカーの記事にある目安を使っています。この判定は、動くことや動かないことを保証するものではありません。
計算に入れていないこと
- 気温。電池は寒い場所で使える量が減ることがあります
- 電池の劣化。使った回数や年数で、使える量は少しずつ減ります
- 家電の使い方。電気毛布やホットカーペットは、部屋の温度や設定で電気を使う量が変わります
- ポータブル電源本体が使う電気。画面や冷却のファンも電気を使います
- USB やシガーソケットから使う場合。このサイトの計算は AC コンセントで使う場合だけです
データの集め方
電源の容量、定格出力、瞬間最大出力は、各メーカーの日本の公式サイトの製品ページと取扱説明書から、運営者が手で書き写しています。家電の消費電力も、家電のメーカーの公式の仕様から集めています。各ページの最後に、使った資料へのリンクを載せています。
値を確かめた日は、各ページの「仕様の確認日」に書いています。仕様の値は、公式の資料で確かめられたものだけを使っています。電子レンジの1回3分と、起動の瞬間の電力を消費電力の1.5倍とする値は、このサイトで決めた目安です。